２年ほど前に就職した際に、会社の401k口座を与えられて以来、投資というものにほんの少しづつ（ほぼ強制的に）触れ始めました。401kは定年後用の資金運用口座なのですが、それ以外にも、昨年の10月にVanguardで投資口座を開いて、今まで銀行口座に貯めたままになっていたお金を投資に回すようになりました。VanguardではMutual FundやETFを数種類買って、そのまま放置しているのですが、ツイッターなどを見ていると、個別株について話している内容のものが多く、少しづつ個別株投資に興味を持つようになりました。
Mutual FundやETFは長期保有用の投資手段で、短期で爆益をあげたい人は個別株をしているみたいです。ただ、個別株はハイリスク、ハイリターン。いい個別株を選ぶには、それぞれの会社の経営状況、将来性をしっかり分析した上で選ぶ必要があり、相当の時間と労力がかかります。世の中にはフルタイムで投資家として働いている人もいる中、自分の全時間の多分１０％も費やせない私が選んだ個別株で大成功するとも思えない。でも、どういうものなのか興味はあるので、とりあえず、いくつかのアプリをダウンロードして、お遊び程度の金額でお試ししてみました。
Webullで個別株
まず初めにダウンロードしてみたアプリはWebullです。Robinhoodというのが一番よく耳にする個別株投資用のアプリなのですが、個別株をより詳しく分析してくれた内容が見れるのがWebullというのを聞いて、こちらをダウンロードしてみました。（RobinhoodがUberでWebullはLyftみたいな関係性かな？）個人的に思うWebullの欠点としては、fractional shareが買えないので、最低一株は買わなくてはいけない点です。そういう面ではRobinhoodの方がいいかもしれません。
個別株の選択方ですが、自分で調べて選ぶ時間なんてないので、全てはTwitterやYou Tubeで勧められているものから拾ってきました。あとは、最近はワクチンもいくつか承認されて、そろそろ旅行が活発になり始めるかなと思い、航空会社の株や観光関連のものをいくつか買いました。
ビットコインも扱っているので、１コイン$40,000程度だった時に、お遊びで、ほんのちょっぴり（こちらはfractionで買える）買ってみたのですが、少し下がってしまった時に、ビビってしまい、全て売りました。結果、今、１コイン$60,000ほどにまで上昇しているので、あの時、ビビらずにずっともっていればよかったとちょっと後悔。
Webullを初めて数ヶ月たった今の感想ですが、私には個別株は向かないことがよくわかりました。値動きが気になりすぎて、毎日朝起きて一番最初に携帯開いてチェックするようになっていました。少しでも下がると、その日はブルーだし、上がっていても、その後下がるから、ずっと気になる。何よりも、売りのタイミングが全く分かりません。アメリカでは株の売り買いで儲かったお金にかかる税率(Capital gain tax)が一年未満か、それ以上かで変わってくるので、とりあえず、損した株は一年以内に売ってもいいけど、得した株は一年以上保有する方がいいみたい。
数ヶ月試してみた結果、今ある個別株をとりあえずは１年キープして、確実に欲しい個別株が無い限り、もうこれ以上は参戦しないことのしました。
Magic Formula
いつもお世話になっているInvesting with Roseで紹介されていた”The little book that beats the market”で説明されている投資法です。すごくシンプルな方法で、２つのパラメターを使って、３ヶ月ごとに７つ会社を選んで、それを１年ごとにローテーションしていくものです。ここで使われている２つのパラメターが、Return on capitalとP/E ratioです。この２つを使うことで、underevaluated stockを見つけることができ、そのような株価はいずれ伸びるはずなので、結果としてそれなりに利益が出るというアイデアです。もっと具体的に知りたい場合は、実際に本を買って読むか、リンク先のYouTubeをみてください。本自体は小さくてそれほど分厚くもなく、すごく読みやすいものでした。本の後半にStep-by-stepの方法が記されていて、こちらのYouTubeでも分かりやすく解説されているので、興味のある方はリンクからどうぞ。
そんなこんなで、個別株を少しやってみたのですが、数ヶ月たった今の感想としては、自分には向いてないなぁっていう感じです。やっぱり私はお金に関しては石橋を叩いて渡りたい。爆益を得れるかもしれないexcitementよりも、お金を失ってしまうかもしれない恐怖が大いにまさっている私です。投資を、お金儲けの手段ではなく、普段のお仕事から得られた給料の価値をインフラに負けない程度に持続させる手段として使いたいともいます。やっぱりMutual FundとETFですね。
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