Engagement Ring

アメリカ生活

11月頭に数年間付き合っていた方にプロポーズしていただいて、婚約というステータスになりました。プロポーズといえば、婚約指輪をぱかっと開いてするものというイメージですが、私たちは好みが結構違うので、婚約指輪はプロポーズ後に一緒に選びに行く、順番が逆なスタイルで。何週間か、週末を使って、いくつかの宝石店を回って婚約指輪を選ぶ過程が楽しかったので、ここに書き記しておこうと思います。

Natural vs Synthetic (Lab grown) Diamond

婚約指輪といえば、ダイヤ!なのだそうです。まぁ、これは、母の日にはカーネーション、バレンタインにはチョコレートみたいな感じで、宝石会社による広告戦略によって植え付けられた概念ですね。ダイヤは永遠にキラキラしているので、末長く幸せな関係を続けられるようにという意味もあるのかな。

ダイヤといえば、アフリカの鉱山から石を掘り出して、それを加工してキラキラした宝石にしていくイメージがあります。調べてみたら、アフリカ以外にも、世界各国に鉱山があるんですね。(実は日本にも!)こちらに鉱山の世界地図がまとめられていました。鉱山から掘られたダイヤは天然のダイヤとして、高額で扱われていますが、その他に人口に作られたダイヤもあります。こちらは天然ダイヤに比べて、半額以上の安値で購入できる一方で、転売価値はだいぶん低くなります。

Synthetic diamondにも作り方が色々あって、High Pressure High Temperature (HPHT)とChemical Vapor Pressure (CVP)がメインの2つの方法のようです。HPHTは1950年代に開発された方法で、その名の通り、高圧高温の元、炭素を液状に溶かして、そこからダイヤの結晶を作っていく方法です。一方、CVPは気体のメタンと水素から、プラズマを使って炭素ラジカルを発生させて、小さなダイヤの結晶と反応させて、それをどんどん大きくしていく手法のようです。

私たちは二人ともケミストなので、もちろんこのSynthetic diamondの方を選択。Synthetic diamondだと、1.2 carrotを$2,000ほどで購入できるのでお財布に優しいのも助かります笑

他の石も気になる。

ということで、宝石屋さんにいく前に、すでにSynthetic diamondがいいというのは決まっていたのですが、いざ宝石屋さんに行ってみると、カウンターにいろんな色の宝石があって、他のものも気になりだしました笑 私は宝石の知識が皆無なので、とりあえず、自分の好きな色のものを見せてもらうことに。

私は淡い色が好きなので、薄いピンクと水色の宝石を見せていただきました。白い紙の上で見ると、ピンクがすごく可愛くて、気に入ったのですが、店員さんのアドバイスで、手に乗せてみると、ピンクは肌色に溶け込んでしまって、あまり目立ちません。それに比べて、水色は肌色とのコントラストで、すごく綺麗に見えました。この水色の宝石、Topazというもので、石の中では比較的柔らかい方で、傷がつきやすく、婚約指輪の真ん中に大きく置いておくのには適さないそうです。その代わりに、カスタムで真ん中のダイヤの周りに小さめに飾りとして入れてくれることができるみたいです。この水色の石に一目惚れしてしまったので、今回はそういうデザインの指輪を選ぶことにしました。

ダイアのカット

他の宝石に目を取られてしまったのですが、ダイヤの指輪を購入するときに、まず一番最初に決めなくてはいけないのは、カットです。代表的なもので10種類ほどあるのですが、詳しくはこちらのサイトを参考にしてみてください。ダイヤの加工の仕方で、光の反射が大きく変わって、キラキラ具合が全然異なってきます。私はあまり奇抜なものよりも、traditionalなカットの方が好きだったので、roundとcushionのどちらかに絞って、現物を見せていただきました。

写真の左側の丸いのがroundというカットで、右側の四角いのがcushionです。はじめは少し柔らかめのcushionの方がいいかなって思っていたのですが、何度も見ていると、だんだんroundの方がキラキラしてて綺麗に見えてきて。ここは私の優柔不断が大いに発揮されて、1週間決定を先延ばしにしてもらいました。

リングの仕様

続いて、指輪のリングの方です。大抵の指輪は銀色のリングで、こちらは大きく分けてplatinumとwhite goldから選べるようです。金色がいい場合はgoldにすることもできるようですが、私は銀色で。以前からイアリングで金属アレルギー症状が出てたので、ニッケルが含まれているwhite goldは避けた方がいいみたい。ここは安全を見てplatinumの方を選択しました。ちなみにお値段はplatinumの方が少し高めになってしまいます。

さて、このリングのデザインも多種多様。多すぎで、ここは直感で選ぶしかありません。リングに沿って、小さなダイアをちりばめたデザインが人気なようですが、少しキラキラしすぎてて、後、指の間に隠れてどうぜ見えないだろうということで、シンプルに金属だけの輪っかにしました。

最終完成予想図

最終完成予想図はこちら!迷った挙句、ダイヤのカットは、よりキラキラしているroundにしました。ダイヤのサイズは婚約者のお財布事情と相談して、写真よりも少し小さめに。 サイドはお店の人がTopazの色を想像しやすいように、マーカーで青く塗ってくれました笑 カスタムオーダーで、指のサイズに合ったものを作っていただくのに数週間かかるので、到着まで待ち遠しいです!

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