以前、軽く401kについてまとめてみましたが、401kとは、毎月給料からある程度の割合でお金が抜かれて、将来引退した時の暮らしのために積み立てて、投資して増やしてくれるシステムです。このお金をどうやって投資するのか、悩みどころですが、そういう投資初心者の人向けの選択肢がTarget Date Fundといって、これを一つ選んでおけば大丈夫というものです。果たして、その中身がなんなのか?それはいい選択肢なのか?少し調べてみました。
Target Date Fundの中身
Target Date Fundにも色々と種類があって、引退する予定の年によって、Target Date 2040 Fund, Target Date 2045 Fund, Target Date 2050 Fundなどなど選択できます。
さて、その中身ですが、私の会社のTarget Date 2055 Fundの概略は以下の通りでした。(2055年以降の選択肢がまだ無かったので、とりあえず、若い人たちはこれを選んでおけということだと思います。)
US Large Cap Index Fund | 40% |
US Small Cap Index Fund | 35% |
Non US Index Fund | 10% |
Real Assets Fund | 10% |
US Bond Index Fund | 5% |
Target Date Fundってお得?
Target Date Fundの良さとしては、楽だということ。とりあえず、これを一つ選んでおけば、あとは勝手に、上の表の通り、お金をいろんな投資先に分配してくれます。さて、ここで知っておくべきことは、Expense Ratioです。上記のTarget Date 2055 FundのExpense Ratioは0.37%です。Expense Ratioとは手数料みたいなもので、$1000ごとに$3.70取られることになります。そんなに多くないように思うかもしれませんが、これを何十年も積み立てていくと、結構な額になります。例えば、このExpense Ratioで毎月$1000の積み立てを30年間続けていくとしたら、$3.70*12*30=$1332も手数料として支払うことになります。
401kにはTarget Date Fund以外にも、自分でIndex Fundを選んで、割合を指定して積み立てていくことができます。上にまとめたような割合で、個別でIndex Fundを選択していくと、Expense Ratioの合計は0.08%ほどに収まりました。このExpense Ratioで同じように毎月$1000の積み立てを30年間続けていくと、手数料はたったの$28.8で済みます。これは結構な節約になります。
結論
Target Date Fundは楽だけど、ちょっとだけ自分で調べて、設定をすれば、もっとお得な選択肢が他にある!自分でIndex Fundを選んで買うことのメリットとして、その他にも、割合を好きなように設定できるという点があると思います。この割合の設定は、難しいところで、どれだけUS vs non-USにすればいいのかとか、まだ私もよくわかっていない点があるので、いつか調べてまとめてみようと思います。とりあえず、よく分かっていない今の時点では、Target Fundをお手本にしておけば、いいと思います。
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