2022年の9月に結婚式を挙げてから1年ほど経ちました。アメリカの結婚式に参加したことは2度ほどしかなく、手探りでの準備でした。規模の大きい200人以上の結婚式から、身内だけですます、intimateな結婚式まで、いろいろな可能性がある中、試行錯誤で準備をしたので、その経験をシェアできればと思います。
時系列
まずは簡単に時系列を。
2021年11月 婚約
2022年12月 Wedding dressを探し始める
2022年1月 式場を見学し始める
2022年2月 式場、日程、規模、ドレスを決める
2022年3月 DJと契約、photographerを探し始める、ダンススクールに通い始める
2022年5月 Engagement photoshoot、makeup artistと契約、wedding cakeを決める
2022年7月 Floristと契約、ドレスの最終調整
2022年9月 挙式
こんな感じで、アメリカの結婚式は、結構細かいところまで自分たちでカスタマイズしなくてはいけません。大体婚約してから、結婚するまで1年弱準備に必要な感じですね。
式場決め
これが一番大変なところだったかもしれません。まず、どんな結婚式にしたいか、場所はどこか、予算はいくらか、どれぐらいの規模かによって、どの式場にするのかが大きく変わってきます。ハワイでdestination weddingにも憧れがあり、可能性として考えたのですが、遠方の結婚式をプランするのは大変そうだということで、私たちは今住んでいるサンフランシスコ近くで結婚式をすることにしました。
一番お手軽で低予算にできる結婚式がCity Hall Weddingですね。これは市役所で10分ほどのセレモニーをして、そのまま書類を提出してしまう、手早く簡潔に結婚できる方法です。サンフランシスコのCity Hallはすごく美しく、新郎新婦の写真撮影にも大人気のスポットです。知り合いの友人カップルも何人もこちらで結婚式を挙げて、素敵な写真を撮っていました。City Hall Weddingだと、制限人数があって、一緒にCity Hallに入ってセレモニーに参加できるのは6人のみなので、規模がかなり限られてしまいます。
私たちはこの選択肢も本気で考えたのですが、それぞれの家族や親戚、友人にわざわざ州外や国外から集まってきてもらうのだったら、みんなが参加できて、もう少しイベント感のある結婚式にした方がいいかなということで、市役所でのセレモニーではなく、他の結婚式場を探してみることにしました。
式場探しで一番役にたったのが以下のweb pageです。
緑に囲まれたoutdoorな結婚式が、開放感もあっていいなと思っていたので、素敵なワイナリーが沢山あるNapaやSonoma、Red woodに癒されによくハイキングに行くPalo Altoの辺りを中心に、50人弱の規模で結婚式ができるVenueを上記のサイトで検索して、1月から2月にかけて、毎週末venue見学に行っていました。
それぞれ、見学に行ったvenueについて詳しくは以下のブログに書いてます。
最終的に決めたのは、こちら!
Purple Orchid Wine Country Resort&Spa
こちらはお部屋が10部屋ほどある小さめのホテルで、裏庭にすごく素敵なオリーブ園が広がっており、そちらでセレモニー、レセプションとディナーができるVenueになっています。可愛らしいコテージと、緑豊かなオリーブ園と素敵な裏庭に一目惚れしました。リゾート全体を貸切にできて、結婚式の夜はそのままホテルでお泊まりして、チェックアウトは次の日の朝にのんびりできるパッケージになっていて、すごくありがたかったです。
こちらの式場に決めてから、結婚式の日程を決めました。Venueを予約するお値段は、結婚式の時期(off peak vs. peak)や日程(weekday vs. weekend)によって少し変わってきます。初夏から秋にかけてが結婚式のピークのシーズンのようで、少し高めになってしまいます。私たちが結婚式を挙げた9月はピーク真っ只中でした。あと日程としては、もちろん週末(weekend)の方が高めになります。ここで少しお値段を下げるハックとして、日曜日はなぜか平日(weekday)価格になっていたので、私たちは日曜日を選びました。
こちらの式場選びは大正解でした。式場にevent plannerもついてきてくださり、3ヶ月に一回の面談で、式の準備を手取り足取りお手伝いしてくれて、結婚式の当日も流れを全て取り仕切ってくださいました。Plannerの方には本当に感謝しっぱなしでした。
Wedding dress選び
日本の結婚式ではwedding dressは主にレンタルだと聞きましたが、アメリカではみんな購入するのが普通なようです。最初に試着しに行ってから、自分のサイズに合うようにテイラーしてもらうので、ドレス選びは最低、式の半年前にしなくてはいけません。
ドレス選びの手順としては、まずはGoogleでwedding dressのお店を探して、試着の予約を入れます。私の場合、自分の理想のドレスなど考えたことがなかった人間なので、適当にgoogleで検索して、値段が高すぎずレビューもいいお店を4、5軒ほど回って試着してみた結果、1軒目で行ったところで気に入ったドレスが忘れられず、最終的にそちらのドレスに決めました。その時の詳しい試着レポートをこちらにまとめました。
葉っぱの刺繍、ふわっとしたシフォンのスカートが可愛くて、着てみた時に瞬時に、これだ!と一目惚れしたドレスでした。
式当日
あとは細々したことを、時系列で列挙したように決めていき、ようやく迎えた結婚式当日。
式場のあるLivermoreは夏は全く雨が降らないことで有名なのですが、まさかの結婚式当日に雨予報。元々セレモニー、レセプション、ディナーを全てoutdoorで行う予定だったので、これはかなりの想定外でした。が、ここで救世主になったのがevent plannerのTaylorさん。Venueについているindoorスペースを急遽ディナー会場に用意していただき、雨の中、夕方に少し晴れた隙間に外の裏庭でセレモニーとレセプションを敢行してくださいました。
おかげで、セレモニー後に奇跡的に綺麗な虹を見ることができました。
アメリカの慣習的には、新婦の両親が結婚式を計画するものなのだそうですが、私の両親は日本にいて、アメリカで結婚式を計画するのは不可能だったので、旦那さんと一緒に手探りで準備してきた結婚式。大変で何度も喧嘩したり、イライラしたりしてしまいましたが、今となってはすごくいい思い出です。Purple orchidで結婚式を挙げられてよかったと心から思います。
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